現在のお仕事の中で得意なことや好きな業務はどんなことですか?
ご利用者様の栄養と楽しみを支える、栄養士という仕事。
ご利用者様に提供する食事を作ることが主な仕事です。調理師と一緒になって調理業務に携わる一方で、献立作成やカロリー計算、材料の発注、届いた材料の検品、在庫の棚卸などをしています。一度にたくさんの量を作るため、スピード勝負も大事ですが、咀嚼の度合いにより様々なご利用者様がいらしゃるので、ご利用者様ごとに適切な食事提供を行い、安全に楽しめる食事を提供することがもっとも大切な事だと思います。また、「栄養アセスメント」と言って、入所者の栄養状態を客観的に評価する作業も栄養士としての重要な仕事の1つです。何より毎日の食事を楽しい時間にしてもらえたら嬉しいですよね。
仕事の中で自分らしいと思う瞬間はどんな時ですか?
安全と栄養を考えた栄養士の工夫とやりがい。
ご利用者様のほとんどは、食事を何よりの楽しみにしている人たちが多いです。土用の丑の日やお月見、クリスマスやおせち料理などメリハリのあるお食事を提供することによって、季節感を味わってもらえたり、気持ちも明るくなり充実した毎日を過ごすきっかけにもつながります。喜んでくれる顔を想像して作ることも、施設で働く栄養士にとってのやりがいの一つですね。健康な時には影響がない食材でも、ちょっとした体調不良の時などアレルギー等に充分配慮が必要な食材もあります。ご利用者様が安全に食事をすることができて、十分な栄養が摂取できるような工夫を、ケアプランに反映していきたいです。
プライベートの時間はどのようなことをしていますか?
旅とベランダ菜園でリフレッシュ。
最近は温泉に行ったり、いろんなところにぷらっと旅行をするのにハマっています。いつもと違う所に行ったり、違う景色を見ると気持ちがリフレッシュしますね。その土地の美味しい名産品やスイーツを食べるのも大好きです。美味しい食べ物に出会うと、職業病なのか「これ何を使ってるのかな?」とか思っちゃいますけどね(笑)あと最近は「ベランダ菜園」にもハマっていて、自分で育てるのも好きなんですよ。ミニトマトやきゅうりなど、花が咲いてだんだん育っていくのを見ると毎日気になって早く収穫したくなっちゃいます。自分で作ったお野菜で作る料理は格別ですね!
これからしてみたいことはどんなことですか?
栄養バランスと笑顔を育む、ケアプランの工夫。
栄養バランスだけではなく、食事量や栄養ケアプランを丁寧に行うことも重要ですが、私は食べることも好きなのでご利用者様にも食事の時間を楽しんで頂きたいなと思います。カフェテリアやバイキング形式などお食事を提供する形式を変えるイベントなど、日常生活にメリハリがつく企画を考えていけたらいいなと思います。ご利用者様によって食事の内容を変えなければいけないので、日々栄養の必要性について学び知識を増やしていき、自分が作った食事をきっかけに、笑顔になったり、表情に明るさが戻ったりしていく様子をずっと近くで見ることができたらいいなと思います。