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キャンピングカープロジェクト
PROJECT
キャンピングカープロジェクト
ラスール金沢文庫が進めているプロジェクトをご紹介します
災害と共に生きる、今私たちにできること。
ラスール金沢文庫 キャンピングカープロジェクト
プロジェクト立ち上げの背景
派遣された先での安心を、派遣先での活躍を支える、万全な住環境と衛生。
Rさん:
東日本大震災をはじめ熊本、石川県能登、宮崎県日向灘…など次々と地震や大雨などの自然災害が多発する昨今となり、私たち湖山グループ内の施設も東日本大震災の際には大きな被害に見舞われました。医療従事者にとって、私たちの使命を考え直す機会にもなりました。
湖山グループでは介護福祉士をもつ介護支援専門員が運転士を担い、被災地にいち早く駆けつけ、病院や診療所と連携して、医療・介護の専門的な支援並びに検査、処置を行うKERT(=Koyama Emergency Rescue Team:非常時救助隊)の非常時支援用車両を所有しています。先日の能登半島にも派遣しました。
Aさん:
通常の医療の中で実践を積んできたからこそ、チームで協働し災害時にも発揮できること。あらためてチーム医療の意義や私たちの仕事の重要性を再認識することができました。被災地に行く際に、毎回問題になるのが助ける側の住環境です。私たちの大切な職員を派遣するからこそ、助ける側の寝泊まりする場所や、食事の確保、衛生面等の環境も整えなければならないと考えました。そこでこのプロジェクトを立ち上げみんなで意見を出し合い一つの案として”キャンピングカーを使用しては”との意見が出てそこから議論を進めました。
PROJECT MEMBER
R・A
事務職員
キャンピングカーを利用することで、被災地で活動する職員の生活環境も支えます。
A・M
介護主任
被災地支援に特化したキャンピングカー導入プロジェクトの担当をしています。移動式の支援拠点を活用し、被災地の方々に直接寄り添う活動を行っています。
実際の手応え
プライベートな空間が確保されており精神的な負担も軽減。
Aさん:
色々調べれば調べるほどキャンピングカーを使用するメリットがたくさん出てきました。本来の用途は旅行やキャンプなどレジャー向けですが、2010年代から始まったキャンプブームによりその用途は多様化していきました。近年はキャンピングカーを災害や防災対策に有効活用しようとする取り組みが各地で広がってきています。
Aさん:
キャンピングカーの主要なモデルの多くは快適な車中泊ができることを前提に作られています。フルフラットシートを利用して数人が就寝できるスペースを確保できるうえ、一定の防音性があることから騒音に悩まされる心配も少なく睡眠時間を確保しやすいでしょう。1〜2日なら睡眠時間を犠牲にできますが、1週間以上滞在することも考えると、万全な活動には睡眠は大切ですからね。
また、昨今被災地での治安悪化も問題視されています。窓にカーテンなどをすれば手軽にプライバシーを確保することができることもキャンピングカーのメリットの一つといえます。緊迫した環境の中、ちょっとしたことがストレスになってしまうこともあるので、少しでもプライベートな空間が確保されたキャンピングカーなら、精神的な負担を軽減するという意味でも有効です。
今後について
キャンピングカーで休暇をもっと楽しく!福利厚生の新しい形。
Aさん:
とはいえ、頻繁にKERTが活動するのは望みません。緊急時が起きないことが一番です。そこでラスール金沢文庫では、使用していない際に、福利厚生としてキャンピングカーを無償で使用できるようにしています。これがなかなか好評なんですよね。キャンピングカーには憧れるけど、なかなか個人的に購入して所有するのはハードルが高いですもんね(笑)お休みが一緒の職員やキャンプ好きが集まって、「〇〇のキャンプ場の景色がよかった」などの話を耳にすると、私も嬉しくなっちゃいます。
Mさん:
そうですよね。私も一度利用してみましたが、なかなか快適空間でキャンピングカーにハマりそうでしたよ(笑)この私たちの取り組みを、一つのパッケージとしてグループ全体で広めていきたいですね。いい取り組みはみんなで共有し、進めていく…これがこのグループのいい所だと思います。
そしていろんな新しい意見も聞きながら、このキャンピングカーも改善出来ることがあればもっとブラッシュアップ出来たらいいですね。