ブログ 研修・セミナー 本部 新入職員フォローアップ研修が本日開講されました

昨年の春、緊張した面持ちで、キラキラと瞳を輝かせながら湖星会へ入職された皆さん。
早いもので、あの日からもうすぐ一年の月日が経とうとしています。
遠方から入職し、親元を離れ、一人暮らしをしながら社会人生活をスタートさせた新入職員も多くおりましたが、皆さんにとってはあっという間の一年間だったことと思います。

「仕事を覚えることで精一杯の一年だった」
「介護に関する技術や知識など、様々なことを覚える一年だった」
「辛い、疲れた、泣きたいの中にも、面白い、頑張ろう、頑張って良かった!が色々と入ってきた一年だった」

本日の研修参加に際し、受講する新入職員の皆さんに事前に提出していただいたアンケートには、入職してから今日までを振り返った皆さんの思いが、ぎっしりと書き綴られていました。

「できることが一つずつ増えていく毎日。新たな技術や知識が増えていく毎日。」
「お客様と一緒にクリスマスケーキを作った時間がとても楽しかった!お客様の笑顔が沢山見れた」
「東京で開催されたフレッシャーズフェスで全国の湖山Gの仲間と交流できた!楽しかった!」

学生時代とは違った社会人としての厳しさ、厳しさと責任の中にある自由、つらかったこと、楽しかったこと、中身の濃いこの一年を今日まで本当によく頑張りました。皆さん、立派な社会人となり、今日この研修でお会いできたことを心から嬉しく思います。
全事業部の同期の仲間たち、フレッシャーズフェス以来のご対面です。

今回の研修は、受講生の皆さんが入職した時と同じ昨年4月に、仙台市泉区にオープンしたラスール泉が会場。
札幌、仙台、福島、横浜、静岡、全国の事業部に、昨年春に入職した45名の皆さんがラスール泉に一堂に会して、元気な笑顔を見せてくれました。

さて、そんな皆さんが本日受講する研修のテーマは「生きるって、なに?」
講師の先生は、特養・老健・医療施設ユニットケア研究会代表の武田和典氏。
湖星会は法人設立以来、ユニットケアに積極的に取り組んでおりますが、導入期から私たちの取り組みをご支援ご指導いただいてきた先生。
この12年間、私たちをいつも温かく見守ってきて下さいました。

大きなテーマですが、私たちは、お客様の「生きること」を支え、そして「死」も支えるのが仕事。
いかにして幸せな死を迎えるか・・・それは、死を迎えるその日まで、どう生きるかということでもある。
だからこそ、私たちは「生きる」ことについて、貪欲に学ぶ必要があるのです。

武田先生のご講義に、受講生の皆さんは熱心に聞き入ります。
武田先生と受講生、闊達なセッションが繰り広げられました。

グループワークでは、勤務する施設ごとにグループ編成し、自分たちの施設でやりたいと思うことについて、みんな積極的に意見を出し合いました。

みんな朝から一生懸命。
ここでランチタイムをはさんで、午後からの研修に備えます。

さすが女子。食後の甘いものは外せません。
これが元気の源です。

 

午後からは、グループ内で出た意見をまとめたところで発表タイム。
「こんなことをしたい」「あんなことをしたい」
皆さん、やりたいこと沢山あったんですね!

「施設で植物や動物の飼育をしたい!犬!猫!うさぎ!カメ!アルパカ!」
「アルパカ?!」
「お客様と一緒に料理をして職員もそれをお客様と一緒に食べる機会をもっともっと増やしたい!」
「もっとレクの回数を増やしたい!」
「地域の方やお客様と一緒に施設の敷地内で畑をやって、そこで採れた野菜や果物をお客様や地域の方と一緒に調理して、食べたい!」
「私たちの施設でも動物を飼いたい!豚とか鶏とか」
「豚?!鶏?!」

お互いの発表を聞いて、質問が飛び交います。

「豚とか鶏は、みんなで育てて、その・・・いわゆる最後の加工までするおつもりですか?」
「お客様と一緒に料理して職員も一緒に食べるという件ですが、具体的なメニューって考えてますか?」

いいアイディアは自分たちの施設にも生かそうとする、その前向きな姿勢が素晴らしいです。
発表の時間には、ラスール苗穂の皆さんから北海道の「地名読みクイズ」が出題されるという予定外の流れ。
さあ、これらの地名は何と読むでしょうか。

うーん、最後の一つがわからない。。。札幌の出身者でも読めない地名がある、それぐらい、北海道の地名を読むのは難しい。。。
これも全国に事業所を展開する湖星会ならではの光景ですね。それよりも、研修の発表タイムに、発表者が地名読みクイズを出題してくるというこのセンスと度胸、湖星会って、やっぱり個性会だったんですね。

 

今日の研修では、自分たちのこの一年を振り返り、自分たちの夢を確認し、自分たちが今やりたいことについて大いに意見を出し合い、それをやるためにはどうしたらいいのか、建設的な話を重ねました。

「誰のために」

「何のために」

私たちは、誰のために取り組んでいるのか。何のために取り組んでいるのか。
迷ったときは、そこに立ち返れば、答えは自ずと見えてくる・・・。

そう、誰のために、何のために。

皆さんが「新入職員」といわれるのも、もう残りわずか。
なぜなら皆さんは、まもなく先輩職員になります。皆さんには後輩ができるのです。
これまでは、ひたすら学ぶことに専念した一年間でしたが、今度は、自身が学ぶことのほかに、後輩に教えるという役割を担うことになります。
皆さんが今日の研修で挙げたやりたいことは、新たに迎える新入職員も交えながらチャレンジしていくことになります。

今日の学びがどう生かされたか、1年後、武田先生はまた皆さんに会いたいと仰って下さいました。
「こんなことをやったよ!」「あんなこともやったよ」と、やったことをこれから迎える新入職員たちとともに、沢山語らえる日が来るように、明日からまた、新しいチャレンジが始まります。

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