先輩の活躍

人の温かさに支えられ、
仕事と家庭の両立ができた

地域密着型特別養護老人ホーム
万葉の郷

平成23年 中途入職

介護職
ユニットリーダー

渡邊 五月 さん Satsuki Watanabe

育児が落ち着いたら
手に職をつけて仕事をしたかった

高校卒業後、地元の理美容専門学校へ入学し、卒業後は理容師として働きました。結婚を機に仕事を辞め、子育てをしながら自宅近くでパートの仕事をしておりましたが、子育てが一段落したら手に職をつけてフルタイムで、できれば正社員で働きたいとずっと思っていました。介護の仕事をしていた義理の姉から色々と介護の仕事について話を聞いていたのですが、当時は無資格未経験では正社員で介護の仕事に就くのは難しく、先ずは資格を取ろうとヘルパー2級取得のための学校に通う事にしました。資格取得後は、念願叶って介護老人保健施設で働きはじめました。
仕事の日は母が子どもを預かってくれたので、フルタイムで働くこともできて忙しいながらもとても充実した毎日だったのですが、夜勤が夕方5時から翌朝の10時までの17時間拘束型のシフトだったので、夫が夜勤の日に私の夜勤が重なると、子どもを母に預けっぱなしで仕事に向かわなければならず、それがとても辛くて。いくら母の支援があるとは言え、さすがにまだ小学校に通っていた子どもを育てながら、その仕事を継続していくのは難しいと思い、後ろ髪をひかれる思いの中でやむなくして退職したんです。

その後は、夜勤のない通所リハビリセンターで介護の仕事に就いたのですが、子どもの学校行事に加え母の通院付き添いも重なり、シフトの調整等でこれ以上職場にご迷惑はかけられないし、やはり正社員でフルタイムで働くのは私にはまだ早いのかな・・・と、一旦家庭に専念することにしたんです。

「大丈夫、お互い様だから。」
湖星会の柔軟さに背中を押され、
入職

しばらくの間、専業主婦として過ごしていたのですが、自宅のすぐ近くに万葉の郷が新しくできる事を知ると、また介護の仕事に就きたいという思いが沸々と湧いてきて。でも、子どももまだ手が離れた訳ではないし、折角お世話になってもまた同じことを繰り返してしまってはご迷惑をお掛けするだけだし、悩みました。職員募集の説明会が開催されると聞いたので、話だけでも聞いてみようと思い参加して、色々と質問したり相談したりするような形で湖星会の面接を受けることになったんです。

面接では、これまでやってきた仕事のこと、子育てのこと、母の病院通院のこと、夜勤がある夫の勤務を考慮してしか仕事ができないこと、すべてお話しました。介護の仕事が好きなこと、働きたい思いと家庭を守らなければならない思いの狭間で迷いがあることも、何一つ包み隠すことなくすべてお話したんです。面接なのに、自分をアピールするどころか、まるでよろず相談の様な「面談」になってしまった。(笑)にもかかわらず私の話を包み込む様に聞いて下さったんです。
「大丈夫、子どもが大きくなるまでの間はお互い様なのよ。みんなそうやって子ども育ててきて、頑張って働いているんだから。安心していらっしゃい。」と、子育ての面でも私よりも大先輩の施設長と看護長が背中を押して下さいました。湖星会は、大きく3交代のシフトが中心で夜勤も8時間勤務だし、職員同士がお互い家庭の事情に配慮して、持ちつ持たれつ協力しながらシフトを組んで下さるという話も伺ったので、先ずはやってみよう、という気持ちで入職しました。入職して7年が経った現在では子どもも大きくなり、夫の夜勤も無くなったので、今となっては夜勤もバンバン入って、フルタイムで存分に働いてます。今思えば、面接の時にも言われましたが子育てで一番手がかかる時って、本当に一時で、職場の協力を得てそこさえ乗り越えれば仕事だって継続してできるんですよね。湖星会に居たからこそ柔軟に対応して頂いて、私は乗り越えられたと思います。

万葉の郷オープンから早7年
人に恵まれ、今の自分がある

万葉の郷の素晴らしいところは、何といっても「人」です。
職員みんなが、穏やかで明るくて、本当に温かい。だから、施設の中はいつでも優しい空気が流れている。そんな環境の中で地域のお客様をお迎えできることは、この上ない喜びです。
入職して2年が経った頃、リーダー職を拝命したのですが、自分にどうしても自信が持てずに何度かお断りしたんです。私自身まだまだ十分ではないのにとても務まらないと思って。私なんかがリーダーになってしまっては、同じユニットの職員に申し訳ない、お客様に申し訳ないと思って。でも、目の前には新たにご入居されてこられたお客様がいらして、新しく入職してきた新卒職員が居て。もう、私自身の自信がどうこう言っている場合じゃないというか「やるしかないでしょ」という状況になって。
自然と吹っ切れた、というよりかは吹っ切らないと前に進まないという感じでしょうか。(笑)

でも私自身、介護の仕事は何もできないところから始まって、一つずつ覚えながらできることが増えていって、その積み重ねで今に至っているから、未経験の若い人たちに仕事を教えたり、褒めたり励ましたり、そうやって関わっていくこと自体はすごく好きなんです。ある程度自分で自立して動けるようになるまでの間は、覚えることも多くて大変だと思うんですけど、その気持ちは手に取るようにわかるというか。ある時施設長が「そこが五月さんのいいところじゃない。大事なことだよ。」と仰って下さって。初めて、少し自信が持てたというか、気持ちが晴れた瞬間でした。なかなか自分に自信が持てなくて、リーダーになってからも「私なんかがリーダーやっていていいのかな・・・」と申し訳ないような気持ちで居たのですが、施設長の一言ですごく前向きになれました。

以前の職場では、施設が大きく職員数も多いということもあり、人間関係で馴染むのに苦労したことも度々ありましたが、ここに来てからは人間関係で苦労したことは一度もありません。ここまでやってこられたのも、人に恵まれたから。万葉の郷オープンから早7年、人に恵まれ、今の自分があるのだと、心から感謝の気持ちでいっぱいです。

「ただいまー!」
「おかえりなさい」
我が家のようにいつでも立ち寄れる施設を創りたい

「ただいまー」と、ご近所の方もお客様のご家族も、みんなにとっての我が家の様に笑顔で入ってこれる施設を創っていきたい。何十年も前からあった本家みたいな。みんなが集って、街全体でみんなのことを支え合っていける街をつくりたい。街を創りたいとか、スケールが大きな話になってしまいましたね。(笑)
私自身、松川に越してきて大分経ちますけど、この街自体が本当に人が温かいんです。子どもたちが下校していると、近所のおじいちゃんおばあちゃんたちが田んぼの中から、田植えしてようが稲刈りしてようが子どもたちに大きな声で声をかけてくれる、様子がおかしいと思えばすぐに連絡してくれる。横断歩道でお年寄りが横断中に信号の点滅が始まると、その様子を偶然見かけた青年が近くまで走ってきて、お年寄りに付き添いながら横断を誘導してくれる、そんなのは日常でよく見かける光景です。当たり前にみんながやっているんです。
万葉の郷は、その松川の街なかにある施設ですから、この土地で生きる皆さんのもう一つの我が家のような、みんなから愛される施設になればいいなと思います。

休日は、母業、妻業、嫁業に専念
家事も録画したDVDも
一気に片づける

お休みの日は、掃除、洗濯、料理、買い出しなどの家事全般を一気に片づけます。あとは、母に付き添って病院へ連れて行きます。母の病院がある時はそれだけで半日は必要ですので、帰宅してからは録画していたテレビをまとめて観ます。母業、妻業、嫁業を一気にやるんです。そして合間にテレビをまとめて観る(笑) 家族が健康で、自分も健康で、仕事に恵まれて、好きなDVDを観て。幸せをしみじみと実感するひとときですね。

次は、介護支援専門員の
資格取得にチャレンジ
身近なところで活かしたいから

これから挑戦したいこと、そうですね・・・介護支援専門員の資格取得にチャレンジしてみたいです。
仕事としては、やはり介護の仕事が大好きなので、いつまでもお客様の暮らしに一番近いところでサポートさせて頂きたいと思っているのですが、やはりこの業界に身を置く以上、介護保険等の制度に関しても精通していたいですし、知識を持って人のお役に立つところがあるのなら、そこへ活かしたい気持ちはあります。私が介護の仕事をしていると知っているご近所の方からも「うちのお母さんが今度退院してくるんだけどね」とか、「介護施設利用したいんだけど、おじいちゃんの年金だけで利用できるのかな?」とか、すごく身近なところで介護に関する相談を受ける機会が多いんです。そんな時、色々とお役に立てるアドバイスができたらと思って。日頃お世話になっている自分の身近なところで少しでも恩返しがしていけたらという気持ちがいつもあります。

湖星会での就業を
検討されている方へ

 資格がないとか、経験がないことで迷われている方がもしいるのなら、大丈夫、安心して来て下さい。これまでの職場で勤務シフトが難しいと言われた方がもしいるのなら、一度相談に来てみて下さい。子育て中で時間的な制限があるけれど働きたいお母さん方、今度は私が皆さんに「お互い様だから大丈夫!」とエールを送る番だと思ってます。私自身、何もできないところからスタートしているので、どうやったらできるようになるのか、何からやればよいのか、そういう点はわかっているつもりです。そして、ここでこうして7年間育てて頂いた。お客様は、自分の親ぐらいの年齢の方も多く、人生に寄り添いながら、その方自身を丸ごと受け入れ、丸ごと支える仕事です。最期のその日までお過ごしいただき、最期の旅立ちに立ち会うこともあります。仕事を通じて、人間として学ばせて頂くことも沢山あって、やりがいを感じてます。それから、職場の人間関係に悩んでいる方がもしいらっしゃれば、一度遊びにきてみませんか?本当にここの職員さんは、皆さん優しくて良い方たちばかりです。
あなたが輝く場所が、きっと見つかるはずです。

Profile

福島県福島市出身。
地域密着型特別養護老人ホーム万葉の郷の開設と同時に入職したオープニングスタッフ。介護職として長期入所ユニットの介護業務に従事し、万葉の郷の礎を築いたメンバーの一人。介護福祉士。
万葉の郷とともに歴史を歩みながら、沢山の地域のお年寄りの暮らしを支えてきた介護のエキスパート。子育てと親のケア、いわゆる「ダブルケア」と仕事を両立しながら、ユニットリーダーとして若手介護職員の育成にも携わる。趣味は、DVD鑑賞。録画本数の量と自分の時間のバランスの調整が現在の一番の課題。介護職としての豊富な経験を生かし、平成25年11月より現職。現在、地域密着型特別養護老人ホーム万葉の郷ユニットリーダーとして活躍中。

介護リーダー(ユニットリーダー)の先輩インタビュー